私は間違いなく写真機が好きである。
フィルム時代からの愛好家というわけではないが、かれこれ20年以上もカメラやレンズ、その他諸々の浪費を続けてきた。
よく自己破産していないものだと思う。
しかし一方、写真というものには背を向けてきた。
頻繁に写真を撮り続けてはいるし、撮った枚数もそこそこではあると思う。
YouTubeなどを見ていても、写真家たるものまず撮りまくれと考える人も多いし、かの森山大道先生も同じことを言っていた。
長いことその言いつけを守り続けて撮ってきたのだが、それだけだった。
今、なんとなくだが、写真というものに正面から向き合い、写真の「真」の意味の理解を迫られている気がするのである。
と書くと大袈裟すぎるのだが、このブログを始めたのはそういったところを言語化したかったためである。
一応、YouTubeで動画の投稿もしているが、その葛藤を他人様にお見せするのは「おっちゃん」の美学に反するのである。「おっちゃん」はなにも考えず軽やかに各地に降り立ち地味な写真を撮り続けるただの中年であり続けるという使命を背負っているのである。
五十手前のこの中年になにができるのか、温かく見守っていただければと思います。
散文にて失礼。
写真は先日 AOUTO RIKENON 55mm f/1.8 を FUJIFILM XーT5 に着けて三重県津の街中を撮り歩いてきたもの。
文章というのはまとめるのが非常に難しい。
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